この記事は、【手配線で自作キーボードを作る講座】の第2回目です。 そのほかの記事はこちら↓
自作キーボードに必要な道具
ここで紹介するのは3Dプリンターで筐体を作るときに必要な道具です。 アクリル板などを用いる場合には不要なものがあったり、逆に足りない道具などもあるので注意してください。
普段あまり工作をしない方は、新しくそろえる道具が多いかと思います。 ほぼ100円ショップで買えるものばかりですが、 はんだこてだけはちゃんとしたメーカーのものを買いましょう。 よくわからないメーカーのものは使いにくいですし、なんなら燃えたりしそうでちょっと怖いです。
絶対に必要な道具
はんだ付け道具一式
「はんだこて」「こて台」「はんだ」は、できれば電子工作用、または精密基板用のものがよいかと思います。
電子工作初心者で、これからはんだ付け道具を購入する方は、あまりにも安い商品は選ばないほうが無難です。 と言いつつ、私が使っているのは温度調整機能も付いていない安いはんだこて「KS-30R」です。
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温度調整機能がついたものでは、こちらの商品などが定番のようです。
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はんだは前述のとおり「電子工作用」や「精密基板用」などの、細くて融点の低いものがいいと思います。あまり熱しすぎるとProMicroが壊れる場合があります。
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はんだ付けスタンド(はんだツール、サードアーム)
はんだ付けをするときは、利き手にはんだこて、もう一方の手にはんだを持っているので、両手がふさがります。 不安定なものをはんだ付けするためには固定するための道具が必要です。(なくてもなんとかなりますが、無いと結構難しい。)
自作キーボードの場合、銅線同士のはんだ付けや、ProMicroと銅線のはんだ付けなどの際にはあると便利でしょう。 工夫次第では不要です。実際私は持っていないので、木片にマスキングテープで銅線を固定してはんだ付けしてます。ただあったほうが楽なのは間違いないです。
ヤスリ、カッター(筐体の微調整用)
3Dプリンターで作った筐体は、どうしても精度が甘かったり、熱収縮で縮んだりしがちです。 最終的にはヤスリやカッターで微調整が必要になります。
ヤスリは100円ショップのダイヤモンドヤスリがおすすめです。
グルーガン(ホットメルト、ホットボンド)
キーと筐体を固定したり、ProMicroのモゲ対策として使用します。 グルーガンは簡易な絶縁にも使えたりと便利です。
こちらも100円ショップのもので十分です。
ニッパー or ワイヤーストリッパー
銅線を切ったり被膜を剥いたりするのに必要です。 専用工具のワイヤーストリッパーがやはり便利ですが、100円ショップのニッパーでも十分です。
ピンセット
銅線やダイオードをはんだ付けするとき、手で持っていると火傷する可能性があるので、ピンセットはあったほうがいいです。 100円ショップのもので十分です。
プラスドライバー
筐体をネジ止めするために必要です。家庭用のドライバーで十分です。
作業用マット(カッターマットなど)
はんだこてで机を焦がしたり、部品をなくしたりしないように、作業用のマットを用意しましょう。 A4サイズのカッターマットで十分です。 ただカッターマットははんだこての熱で溶けますのでそこは注意です。
あったほうがいい道具
ラジオペンチ
あったほうが何かと便利な工具です。 3Dプリントした後のサポート材を剥がしたり、はんだ付けの際にアーム替わりにしたりできます。
ノギス
筐体の実寸を測ったり、キースイッチのサイズを測ったり。さしがねで測るよりも便利です。