6.キースイッチ取り付け【手配線で自作キーボードを作る講座】
この記事は、【手配線で自作キーボードを作る講座】の第6回目です。
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キースイッチ取り付け
筐体のプリントアウトが完了したら、キースイッチがきちんとはまるか確認しましょう。
スイッチ用の穴が小さすぎて入らない場合
多くの場合、穴が小さすぎて入らないキーがあると思います。
14mmちょうどで設計した場合、3Dプリンターの特性にもよりますが、素材の収縮などにより14mmよりも小さくなり、キースイッチが入らないことがあります。 この場合、ヤスリやカッターで穴を広げ、スイッチが入るよう調整します。
調整しても入らない場合、モデルを修正することを検討しましょう。 14mmよりも少し大きい穴に修正して、プリントアウトしなおしてください。
スイッチ用の穴が大きすぎる場合
あまりにも穴が大きく、スイッチがぐらついたり、意図した位置に配置できない場合は、モデルを修正しましょう。 スイッチが抜けやすい程度であれば、グルーガンで固定する方法もあります。
※ただし、後述のキー配列の確認を済ませてから固定するようにしましょう。
キー配列の使用感を確認する
キースイッチを取り付けたあと、キーキャップも取り付けて、試し打ちしてみましょう。
狙った通りの使用感になっているかを確認して、問題があればモデルを修正しましょう。
キー配列、キースイッチの打鍵感、キーキャップの形状は、自作キーボードの使い勝手に大きく影響する要素です。 しっかりと確認して、納得のいくものにしていきましょう。
そのほかの確認事項
はんだ付けを始めてからは変更が難しくなるため、今のうちに以下の点を確認しておきましょう。
- 筐体の反りは許容範囲か?
- ProMicroをきちんと取り付けられるか?
- 3.5mm ジャックは取り付けられるか?
- すべての部品を取り付けた状態で、筐体のフタをすることができるか?
- 部品が干渉して、フタが閉まらない場合があります。
- フタをネジ止めすることはできるか?
- ネジ穴が小さい場合は、ドリルなどで少し穴を広げてやりましょう。無理にネジ止めしようとすると、筐体が割れる可能性があります。
- 配線するスペースは十分にあるか?
今回は3Dプリントの影響で、3.5mm ジャックを取り付ける穴が小さかったため、やすりで穴を拡張しました。
実際に取り付けたところ
取付中。今回もやはり穴が小さく、やすりとカッターで削りながらの作業でした。
全部とりつけました。次はいよいよ配線です!