おかゆ++

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【3Dプリンターで自作アーケード筐体を作る】2. 接着、パテ盛り、研磨、塗装

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この記事は「3Dプリンターで自作アーケード筐体を作る」の第2回です。

前回の記事

okayu-moka.hatenablog.com

分割部品の接着

3Dプリンターで印刷できるサイズに分割した部品を接着していきます。

今回の素材はPLA+なので、使える接着剤が結構限られます。 瞬間接着剤やABS用接着剤ではあまりうまく接着できません。 現実的にはアクリル用接着剤一択だと思います。

成分は『二塩化メチレン』が主成分っぽいです。PLAに垂らすとがっつり溶けてくっつきます。 火気厳禁だし肌に付着するのもヤバげなので取り扱いは注意。

また、光(ヒカリ)というメーカーのほうのスポイトは安物すぎて使えないので別のスポイトを用意したほうがいいです。 私はアクリサンデーの方に付いていたスポイトをそのまま使っています。

ズレないようにマスキングテープで固定したりしながら接着していきます。 上記で述べた接着剤を使えば1時間程度でしっかりくっつきます。

接着して研磨する

しかしここで問題になるのが、3Dプリントした部品の反りです。

PLAは比較的反りづらい素材とは言え、さすがに大型のモデルだと反ります。 複数に分割した部品がそれぞれ反っているのに、ましてやそれを接着すると、へこみや溝が非常に目立ちます。 FDM式3Dプリンターの宿命として、積層痕も非常に目立ちます。

この表面の凹凸をなくすために、とりあえずある程度紙やすりで削ります。 積層痕や明らかな凹凸は80番~100番くらい、ある程度滑らかになったら240番で磨きました。

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接着したがデコボコ。頑張って削りました。

すべての部品を接着~研磨するのに、おおよそ1週間くらいかかりました。 めっちゃ大変でした……

仮組

すべての部品が形になったタイミングで、仮組してみました!

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仮組した状態。まだまだ凹凸や色の差異が目立つ。

ボタンがハマるかどうかも簡単にチェックしてみて、問題なさそうだったので、 ここからさらに部品をきれいに加工していきます。

パテを盛る

がんばって研磨したものの、さすがに完全に凹凸を消すことはできませんでした。 また、反りが原因でへこんでいる部分を平らにするには、削るだけでは無理そうでした。

そこで、プラモデル等で使用されるポリエステルパテ(ポリパテ)で盛ることにしました。

パテを使うこと自体が初めてだったので商品の良しあしはわかりませんでしたが、ポリパテは加工性がよくてらしいです。 また、PLAにも問題なく食いつきます。 ただめっちゃ臭かったです。換気必須でした。

パテを多めに盛り、固まったら研磨して、平坦にしていきます。研磨は大体240番~320番くらいで磨きました。

一度だけではきれいに平坦にできないので、盛っては研磨、盛っては研磨を繰り返していきます。

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研磨中の部品。この部品が一番反りがひどくて大変だった。

全部品、パテで凹凸を消して研磨していきます。 この作業が一番大変でした。多分2~3週間くらいかかったと思います。

塗装する

満足いくまで研磨できたら、塗装していきます。

最初に下地としてサーフェイサーを吹きます。 最初はタミヤサーフェイサーを使いましたが、全然足りず、途中からSOFT99のプラサフを吹きました。

サフの上から、白色のラッカースプレーを塗っていきます。 ホームセンター(コーナン)で買った適当なラッカースプレーです。

www.kohnan-eshop.com

何回か塗りなおしたり、細かい傷が消えるかなーと思って厚塗り気味に塗っていたら、4本くらい消費しました……

満足いくまで白で塗ったら、上からクリアを吹きます。これもコーナンで買った適当なクリアを使いました。

www.kohnan-eshop.com

クリアも大体4本くらい消費しました……

私は塗装が本当に苦手で、ダレたりホコリが混入したりと散々でした。ただなんとかギリギリ見られる程度に仕上がったので、自分としては頑張ったかなと思っています。

コンパウンドで磨く

今回初めて、クリアが乾いてからコンパウンドで磨いてみました。 SOFT99のトライアルセットを買いましたが、スポンジも入っていて便利でした。

3000->7500->9000で磨いてみました。

気持ち艶が出たかな? とは思いましたが、もともとクリアも厚塗りしていて艶はあったので、残念ながらやらなくてもよかったかなという気持ちです。

全部品の塗装と磨きが終わった状態がこちら。

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ぱっと見はキレイにできた。

次回以降、これらを組み立てて配線等をしていきます。

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