おかゆ++

IT業界の片隅で生き残るブログ

【3Dプリンターで自作アーケード筐体を作る】1. 材料調達、モデリング、3Dプリント

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アーケード筐体が欲しい

アーケード筐体が欲しい!

けどアストロシティもブラストシティもVEWLIXもデカい……

家に入らない……置くスペースがない……

もぅマヂ無理。自分で作ろ。

どういうのを作る?

ゲームセンターにあるような大型のものは家に置けないので、こんな感じ↓のものを作ります。

  • テーブルの上に置ける(画面サイズは15インチ)
  • レバーとボタンが備え付けられている
  • レトロゲームが遊べる

材料とか

3Dプリンター関係

Ender-3 V2と、中華RepRap Prusaの2台をフル稼働で作りました。

フィラメントはeSunのPLA+を選びました。

後から塗装するつもりだったので、色は適当に白や透明を購入しました。 が、振り返ってみると、可能なら白かグレーあたりに統一しておいたほうがよかったです。

透明はダメ。出力後にヤスリ掛けとかしても、凹凸の状態が全然見えない。 パテ盛ったりサーフェイサー吹いたらギリギリ見える感じ。 おとなしく白あたりで統一しとくのがよさそうです。

モニター

使わなくなって埃をかぶっていたWIMAXITのモバイルモニターを使うことにします。

これを分解して、基盤と液晶をどうにか筐体に収めます。

上記商品はタッチパネル機能付きですが、とくに活用できる未来が見えないので、 タッチパネル無しの商品を選んだほうが安く済みそうです。

このモニターはHDMI入力が2つあります。 一つは筐体内部のゲーム機で使用しますが、もう一つを余らせておくのももったいないので、 パネルマウントのHDMI中継アダプタで筐体に外部入力ポートを付けます。

音声関係

スピーカーだけじゃなくヘッドホンを使えるようにもしたいので、 スピーカー端子とヘッドホン端子の両方がついているアンプを探しました。

YAMAHAのYDA138っていうのがよさそう。Amazonまた中華のよくわからないメーカーのを買いました。

スピーカーはダイソーで売ってる300円スピーカーから拝借しました。 これ安いし手に入れやすいし便利ですね。また買ってスピーカー自作とかもやってみたい。

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ダイソーで330円。便利。

ゲーム基盤

今回はレトロフリークを内蔵して、レトロゲーム全般を遊べるようにします。

完全に筐体中に入れてしまうので、そのままだとゲームのインストールや追加のコントローラー接続ができなくなります。 それでは不便なので、パネルマウントのUSBケーブルを使ってレトロフリーク本体のUSBポートを延長し、筐体にUSBポートを付けます。

ボタン、レバー、コントローラー基盤

レトロゲームを遊べる筐体なので、レトロゲームならセイミツやろ、という理由でセイミツのLS-32-01を購入。

ボタンは個人的な好みで三和電子のOBSF-30に。セイミツのボタンがあまり好みじゃないので……

コントローラーの基盤は BROOK ZERO-Pi Fighting Board EASY を購入。レトロフリークにもばっちり対応しています。 Amazonでも売っていますが、出品者によってハンダ付けが必要なタイプを送ってくることがあるようなので、国内で取り扱っている叢雲商店か千石電商あたりで買うのがいいと思います。

booth.pm

www.sengoku.co.jp

3D CADでモデリング

Fusion 360で頑張ってモデリング。 別にプロでもなんでもないので出来の方はアレですが、なんとか形になりました。

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一応Thingiverseにもアップしています。https://www.thingiverse.com/thing:5174166

例によって、所有している3Dプリンターでは 200mm x 200mm くらいまでしか印刷できないので、 そのサイズ以下に分割しています。

印刷する

頑張って3Dプリンターで印刷します。

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印刷したもの。印刷できるサイズに分割されています。

こんな感じで分割した状態で印刷していきます。

パーツのサイズも大きいし、数もあるし、モデリングのミスもあったりしたので、 すべてを印刷するのに一週間以上かかったと思います……

次回以降、印刷したものを接着して仮組していきます。

okayu-moka.hatenablog.com